陰陽五行説(2/4)


うるおっちゃってごめんなさい。
うるおい漢方の専門家、
大塚まひさです。

この図を見たことがありますか?
 

陰陽図(太極図)といいます。

 

「陽」が多くなると「陰」が減り、
「陰」が多くなると「陽」が減るといったように、
黒い部分→「陰」、白い部分→「陽」をあらわしており、
陰陽のバランスがとれている状態です。

それぞれの中にある小さな丸は、
「陽」の中に「陰」、「陰」の中に「陽」が
含まれることをあらわしています。

何が言いたいかと申しますと、
例えば、昼(陽)がなければ夜(陰)がないように、
「陰」と「陽」はどちらか一方だけが存在することはありません。
お互いに逆のものですが、依存しあっているということです。
(「陰陽の互根(ごこん)」といいます。)
 
また、季節を考えてみますと、
春、夏は「陽」の気が高まり、「陰」が減ります。
秋、冬は「陰」が増し、反対に「陽」の気が減ります。
陰陽はどちらか一方が盛んになると、
もう一方が衰えるというふうに常に変化をしています。
(「陰陽の消長(しょうちょう)」といいます。)
 
「夏至」、「冬至」は昼と夜の長さが変わる時ですね。
夏至まではどんどん昼(陽)の時間が長くなり、
ピークに達すると今度は夜(陰)の時間がどんどん長くなっていきます。
夏至や冬至を境に質が変わるのです。
(「陰陽の転化(てんか)」といいます。)
人間に当てはめると、風邪をひいて寒気があるとき、寒気がピークに達すると熱が出てきます。
「陰」「陽」が転化して質が変わる瞬間です。

以上で、「陰」「陽」の4つの性質をお勉強しましたね。

対立、互根、消長、転化という言葉よりも、
自然界も、人間も、いつも「陰」と「陽」が存在していて、常に2つの量が変わり、質が変わり、バランスを取っていることがわかればOKです。

 

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陰陽五行説(1/4)
陰陽五行説(3/4)
陰陽五行説(4/4)

うるおっちゃってごめんなさい。
大塚まひさ。