産後の肥立をよくするために“漢方の視点”から気をつけたいこと
こんにちは
うるおい漢方
大塚まひさです
【ママタレの真似はしないで「産後の乾燥肌と体力衰退、肩こり、ドライアイ、睡眠が浅い」】
の続きです
腎気とは…
腎に蓄えられている
生命エネルギー(気)です
気には2種類あります
1.日々食べたり飲んだり、吸った空気や、睡眠などで、後天的に、自分でつくり出すエネルギーの“気”
2.先天性のもので親からもらった“気”。成長、生殖(月経、妊娠、出産、性行為)に使われる、非常にパワーの強い気
1については、
生活の中の
食事やライフスタイルで
調整可能で、
補えば補充されるし
使えば減ります
2については
持って生まれたものなので
増えることはなく
減る一方です
(細々とではありますが、1から補充することは可能です)
成長したり、妊娠、出産したりって
ものすごい栄養とパワーが
必要じゃないですか
出産は
おなかの中で
命が生まれて育って
出てくるのですから
ものすんごいパワーが必要です
さらに
これは聞いた話ですが
出産の衝撃って
生身の体でダンプカーに衝突されたくらい
母体にダメージがあると。
そのくらいの負担が体にかかっています
そのくらいのパワーを使った後が
産後なのです
しかも2の
先天性の気を使っているので
生命エネルギーが
ものすごい減っている状態
今回、
「産後の乾燥肌と体力衰退、
肩こり、ドライアイ、
睡眠が浅い」
というお悩み相談をいただきましたが
出産というものすごいエネルギーの
腎気を使ったあとなので
(しかもダンプカーに衝突されたくらいの衝撃が身体にあるので)
しっかり休んで
飲食、生活の中で
腎を元気に回復させてあげる
必要があります
今回のお悩みの内容も
そうして欲しい
というカラダからのサイン
なのですよね
最初に書いたように
妊娠、出産で使われる
“腎気”は、先天性のものなので
増えません。なので、
できるだけ大事に使いたいですよね
ですが、
1の後天性のものから
細々とですが補充はできます
それにしても
日本のお母さんは、
子が産まれたら産まれたで
次は子育てがあるわけでしょ
全然、休めないですよね
漢方の考えを浸透させて
産後のお母さんには
1ヶ月くらい
腎を回復させる期間
(産後の肥立ち)を
設けられるようにしましょうよ
この期間にしっかりと
腎を回復させることが
その後のお母さんにもお子さんにも
影響しますから
お母さんの腎が回復すれば
おっぱいを飲む
お子さんの腎(先天の成長のエネルギー)
も養われて、
エネルギーに満ちた
元気な子に育っていきますよ
産後の肥立に
しっかりと腎を意識しましょう
肥立ち期間なんてもうとっくに
過ぎてしまったかも?
という場合でも
いつから始めてもいいです
腎はエイジングに密接に関わるので
腎が強ければ
いつまでも若々しくいられます^^
腎を元気にする具体策で
前の記事でもお伝えしたのは
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●腎を元気にするには
腎は黒色の食材と
魚介類、甲殻類、海藻類
が主に元気にしてくれます
毎日何かを食卓にのせるように
してみてください^^
さっきも出てきましたが
わかめのお味噌汁を
毎朝飲むだけでも全然変わってきますよ
毎日わかめを食べているけど
変わらないという方は
わかめを変えてみるのも手です
乾燥わかめではなく
肉厚の塩蔵わかめにするとか。
(そろそろ出てくるかな〜)
旬の塩蔵わかめって
メインになるほど美味しい!
って思います
海産物が摂りづらい場合には
他にもあります
例えば
「むかご」
ご存知の方も多いと思いますが
主に自然薯や長芋にできる
栄養たっぷりの
豆のような芽のようなもので
お豆のような味と食感で
美味しく食べられます
もちろん自然薯、長芋、大和芋
など山芋も
腎を元気にしてくれます
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↑でしたので
今回は
腎を回復させるために
ライフスタイルの視点で
について書いておきます
・腎は冷えが大の苦手です
体温より冷たいものを食べない飲まない
(常温は冷たいものに入ります)
・腎は驚く、恐る感情が苦手です
驚いたり、怖いと感じることを避ける
ホラー映画はやめる
怖い人の近くに行かない
・腎と繋がっているところなどをマッサージ
耳、足のかかと、桃尻
・歯をカチカチ
奥歯を軽くカチカチさせる
(噛み合わせる感じ)
腎に効きます
試してみてください^^
お嬢様がご出産の際にも
教えてあげてください^^
今日もお読みいただき
ありがとうございます
うるおい漢方
大塚まひさ