牡蠣(かき)【うるおい漢方薬膳食材辞典】
牡蠣(かき)
の漢方・薬膳効果
●五性:平〜微寒
●五味:鹹・甘
●帰経:肝・腎・脾・心
●働き:
・鎮驚安神
精神を落ち着かせて、鎮める
・益陰潜陽
うるおい(陰)を養って、ほてりを鎮める
・収斂固渋
寝汗、汗を止める
・美顔
肌に栄養を与えて美しくする
・血を補う
肌を潤す
精神を安定させる
不安を解消する
イライラを和らげる
睡眠の質をよくする
●美容効果:
・肌を潤す
・肌を美しくする
・髪を美しくする
・美睡眠
●コラム
牡蠣の殻は、漢方では「ボレイ」といい、漢方薬にも使われている生薬です。精神を安定させたり、腫れものや腫瘍を改善します。
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用語の説明
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●五味とは
・酸味
収斂作用:筋肉を引き締め、汗や尿などが出過ぎるのを止める
・苦味
清熱作用:体の熱を冷ます
瀉下作用:便を下して出す
・甘味
補益作用:滋養強壮
緩和作用:痛みを止め、緊張をゆるめる
・辛味
発散作用:滞っているものを発散させ、気血の流れをよくする
・鹹味(塩味)
軟堅作用:かたいものをやわらかくする
潤下作用:便通をよくする
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●五性とは
「温」「熱」
身体を温める
「涼」「寒」
身体の熱を冷ます
「平」
作用が穏やか
温めも冷やすもない
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●帰経とは
食材が身体のどの部分に影響があるかを示したもの
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著書
「ムリなく健康体&つや肌に変わるうるおい漢方」
(大塚まひさ著/青春出版社)
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