世界陸上4*100mリレー銅メダリスト藤光謙司選手 後援会決起集会に参加
うるおっちゃってごめんなさい。
うるおい漢方の専門家
大塚まひさです。
世界陸上4*100mリレー銅メダリスト、2020東京オリンピック代表候補である、藤光謙司選手の後援会に行ってまいりました。
(↑うるおい美漢茶をお届け(^o^)/)
(超一流、オリンピック選手の食事、練習、ファッションに興味がありそうな友人を誘って一緒に行きました。)
藤光選手の陸上との向き合い方、現役選手の環境を整えるためのビジネス、応援する人たちへの配慮、生き方、先駆者としての在り方、すべてがカッコ良い!
想いを丁寧に丁寧に話してくださり、感動の夜でした。
会ったり、話を聞いたりするだけも応援したくなる人を惹きつける魅力溢れる選手でした。
(↑うるおい美漢茶を協賛させていただきました。)
藤光選手は、練習法について独自の考え方、持論があることで有名。「練習をあまりしない」「一生で走れる走行距離は決まっているのではないかと思っている」など。それでなお、「31歳で自己ベスト出してるんで、ずっと右肩上がりで記録は伸びてるので間違った練習はしてると思ってない」とのこと。食事に対する考え方、捉え方についても、とても興味深い持論がありました!個別でインタビューもさせていただけましたので、レポートアップさせてただきたいと思います。
まずは、うるおい漢方の専門家として、カラダの内側からのお肌、カラダづくりに着目し、一番興味のあったことから。
●藤光謙司選手の食事について
・朝はエネルギーになるもの、体を作るものを。(お米etc)
・昼は疲労回復のために。
・夜は消費はないから回復とか、次の日のためにとる
・朝は食べ過ぎない。
・昼が一番多い
・タンパク質を多く摂るようにしている
・試合当日は炭水化物
・ナショナルセンターで練習するので、お昼はナショナルセンターで食べる。
トレーにのせて、機械にかけると栄養バランスが出る。
それで、足りないと思うものを増やす。品数は多い
・飲み物は、オレンジジュースかグレープフルーツジュース。
ビタミンを消費するからとる。栄養担当の人にも、オレンジジュースかグレープフルーツジュースなら間違い無いと言われている。ドーピングにならないように。
・漢方はとらない。火鍋も食べない。ドーピンクになる素材が入っていると聞いたから。
自己責任になる。大丈夫だと思うから食べてもいいけれど、何かあった時に、後悔したくない。(*)
・オリンピック選手の中には、食事に気をつけている人もいれば全く気をつけていない人もいる。
・藤光選手はもともと食が細かった。大学時代の寮の食事が合わなかった。それで食べなかったら怪我が多かった。
・試合になると、同じ大学のメンバーからは、最後まで走ってくれることを祈られていた。決勝に行く前に怪我をした。走っている途中で肉離れをしたり。だけど、最後まで走らないとチームとしての得点が入らなくなるから、怪我をしてもゴールしなければならなかった。
・大学卒業して、自分で食事を作るようになってから怪我をしなくなった。食の大事さを身を以て知った。
・他のオリンピック選手でも、怪我が多かったのに、食事を見直したら怪我がなくなった選手もいるし、食が体を作るのは本当。
・だけど、中にはお菓子が大好きで、お菓子ばかり食べている一流選手もいる。(金メダルをとり続けている女子選手。実際はお名前を聞きましたが、ここでは書かないことにします)
・だから、カラダづくりにおいて、食事の栄養がスポーツに及ぼす影響は半分だと考えている。あと半分は、自分にとってエネルギーとなるものなら、それがたとえお菓子であっても、力になると考えている。
●ビジネスについて
次に、ビジネスについて。スポーツ選手の現役中の経済事情を解決するために、自ら先駆者として、立ち上がった!
スポーツ選手がビジネスを手がけるとなると、一番始めに思い浮かぶのは、引退後の第二の人生として。けれども、藤光選手の考えは、引退後ではなく、現役選手に焦点が当てられていました。現役選手でも、資金面で乏しく、練習に集中できない、試合に行くのも大変、という現状があるそう。藤光選手は、現役選手の活動資金を潤沢にするため。法人設立を決めたとおっしゃっていました。伺ったところによると、今後いろんな可能性が出てきていますが、現役選手に収入が入る仕組みを構築していそう。そのためにまずは先位に、自分がロールモデルとなるために活動を始めたとのことでした。
このことに関して、私たち一個人ができることはなんですか?と伺ったところ、まずは後援会の存在を知っていただくこと、後援会に入っていただくことで、応援していただき、活動を知っていただく人数を増やすこと、と教えていただきました。
●走り
本業の、陸上についても、伺うことができました。
練習は、午前中だけ、週5日程度とのこと。
お家芸のバトンの練習ってどのくらいするんだろう?と伺ったところ、なんと、驚きの!!!
バトンパスの練習は数回だけ。前後の走者のスピードについてはデータがあるから、この2人の間なら、このくらいで出ればいいというのは、わかっているそう。なので、マークをつける位置はだいたいわかっていて、あとは当日の調子で、合わせる程度。
バトンパスは完成されているから、調整する程度でよい。バトンパスのときの手がどこに出るのかというのは、その人のクセだから、一度見て覚えるのだとか。
私は、バトンパスの練習に一番時間を割くのだと思い込んでいたもので、このことは衝撃でしたが、オリンピック選手の中では常識的なことなんでしょうね。素人が想像もできないほど、そして当たり前ですが25年前に比べたら、スポーツ業界も技術が進んでいるんですね。インタビューさせていただくには、私が素人すぎました^^;;
そして、もう一つ、こちらも陸上に詳しい方ならご存知だったことかもしれません、そして、陸上にあまり興味がない方にとっては、マニアックすぎてどうでもいい話かもしれませんが、私にとっては大好物なネタだったもので、書かせていただきたいと思います。
それは、リレーの選手に、100mの選手よりも、200m、300mの選手が起用されやすい理由です。
リレーは1走以外は、100m以上走らないといけないんですね。だから、100mの選手は100m以上走るスピードがなく、それより長い距離を走らなければならないリレーでは、100mの選手よりも200mの選手の方が速いんですって。考えてみればそうですね。
以上、インタビューレポートでした。また思い出したら追記します。
右から、後援会長の雨宮陵さん、真ん中が藤光謙司選手。
後援会長さんとはゴルフコンペで知り合ってから仲良くしてくださっているのですが、私が陸上ファンだと知って、後援会サポートメンバーに入れていただき、当日は、受付や配膳のお手伝いをさせていただきました。ご褒美に終了後の打ち上げにも呼んでいただき、ずっと藤光選手の隣でお話を伺うことができました。ありがとうございました。1つ1つの質問に丁寧に丁寧に答えてくださる姿は本当に真面目で誠実で、人としても本当に素晴らしい方だと感動いたしました。たくさんの方が後援会に入っていただけますように。スポーツ選手、オリンピック選手の資金が潤沢になりますように、私も応援してまいります。
藤光謙司選手のサイト
>>https://kenjifujimitsu.futureartist.net/
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●最後に、裏話を。
・・・隠していたわけではありませんが、わたくしは中高陸上部、100m、200m、4×100mリレーを走っておりました。(といっても、都内の女子校、直線距離50mしかない校庭で練習をする、弱小陸上部でしたが。)
あの短い距離、一瞬の時間の世界に魅了され、今でも陸上短距離をこよなく愛しております。特にリレーは大好き!(今は見る専門)
当時は図書館に通い詰め、陸上関連、その他スポーツに関わる本を田舎の図書館にある限り、すべてをよみあさり
研究して、練習メニューにとりいれ、記録を伸ばすことに取り憑かれていました。
その中で、スポーツ選手の食事法があることを知り、日常の体づくりや試合に照準を合わせた食事法を研究して、高校の保健の授業で発表したなぁ。今思えば、それも今の仕事の原点の1つ。
わたしには、選手としても素質はなかったけれど、知識はものすごくあったので(当時)、オリンピック選手をサポートする!という夢も抱いておりました。
カタチはちがえど、後援会の一員として応援できることは夢が叶ったも同然。
後援会発足集会では打ち上げまでご一緒させていただき、食事のこと、練習のこと、日本のお家芸と言われるバトンパスのこと、ビジネスのことたくさんお伺いしたので、まだまだ頭いっぱい、胸いっぱい。
・・・ごめんなさい、少しウソをつきました。実は、
藤光選手にお会いでき、直接お話ができたこと、そしてうるおい美漢茶をお届けできたことは、ものすごく嬉しくて、嬉しくて、感動の夜だったのですが、
その感動と同じくらい、落ち込んでいます。なぜならば、
(*)漢方は、ドーピングになるものもあるので、一切、口にしていない、ということを直接聞いたからです。
お会いする前から、自分で調べて、わかっていたのです。私も一応、薬剤師ですし、ドーピングの知識は多少なりともあります。ここで少し、ドーピングについて解説です。
◆ドーピングとは
ドーピングの定義(WADA規程)
ドーピングとは、以下のアンチ・ドーピング違反行為の1つ以上が発生すること
- 競技者の身体からの検体に禁止物質、その代謝産物あるいはマーカーが存在すること。
- 禁止物質、禁止方法を使用する、または使用を企てること。
- 正式に通告された後で、正当な理由なく、検体採取を拒否すること。
- 競技外検査に関連した義務に違反すること。具体的には、居所情報を提出しないことや連絡された検査に来ないこと。
- ドーピング・コントロールの一部を改ざんすること、改ざんを企てること。
- 禁止物質および禁止方法を所持すること。
- 禁止物質・禁止方法の不法取引を実行すること。
- 競技者に対して禁止物質や禁止方法を投与・使用すること、または投与・使用を企てること、アンチ・ドーピング規則違反を伴う形で支援、助長、援助、教唆、隠蔽などの共犯関係があること、またはこれらを企てる行為があること。
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上記からもわかるように、薬物だけがドーピングというわけではありません。方法も含まれます。
具体的にどんなもの、ことがドーピングになるのかは、こちらのサイトに書かれています。
公益法人東京都薬剤師協会HP
>>http://www.toyaku.or.jp/health/usemedicine/nodoping_athlete.html
漢方について抜粋いたしますと、、、
↓↓↓
漢方薬(生薬)について
生薬は、天然物の一部を加工(干すなど)して作られており、いくつかの生薬を組み合わせてできたものが漢方薬です。
漢方薬は自然のものからできているので問題ないと思っている方もいるかもしれません。それは大きな間違いで、漢方薬を構成する生薬の中には、明らかに禁止物質を含むものがあります。
その代表例に麻黄(マオウ)、ホミカ(ストリキニーネを含む)、滋養強壮薬に用いられる海狗人(カイクジン)や麝香(ジャコウ)が挙げられます。つまり、このような生薬を含む漢方薬は禁止物質を含むので使用できません。
では、禁止物質を含まない生薬は大丈夫なのでしょうか?
生薬は動植物や鉱石など天然物から由来していますので、主成分(薬効を持つ主な成分)はわかっていても、生薬に含まれるすべての成分が明らかなわけではありません。また、生薬の産地、栽培方法、収穫時期などで含有成分が変わるともいわれており、生薬には不明な成分が含まれている可能性が十分あります。従って、明らかにされている含有成分には禁止物質を含まない生薬であっても、禁止物質を含まないと保証することはだれにもできず、「絶対大丈夫」と確証を得ることは難しいのです。
市販薬の中には、西洋薬(人工的に化学合成された物質)と一緒にカタカナ表記で生薬を含んでいる場合がありますので注意してください。心配な場合は、お気軽にスポーツファーマシストにお問い合わせください。
↑↑↑抜粋はここまで
ということです。うるおい美漢茶に入っている漢方素材は、高麗人参、クコの実、ナツメ、サンザシ、陳皮、リュウガンニクの6種類です。この6種類は、食品に分類されており、中国や韓国では、日常の食事によく出てくるものです。日本でもリュウガンニク以外は、スーパーでも買えるもの。中国選手、韓国選手は何を食べているのかしら、と思ってしまいますが、日本の記述では上記の通り書かれています。
本当は、本当は、オリンピック選手にうるおい美漢茶を飲んでいただき、オリンピックを走って、金メダルをとってもらう!これが私の大きな大きな夢の一つでした。(うるおい美漢茶は気血水を整え、パフォーマンスをアップしてもらうことには自信があります。)
どうしたら、オリンピック選手にそれも短距離の選手に届けられるのか、自分の頭だけでは思いつかない、壮大な、壮大な夢でした。それでも毎日毎日イメージはしていました。オリンピックの4*100mリレーで、日本選手が金メダルをとった場面で、私が食事のサポートメンバーの一人として、うるおい美漢茶を提供したものとして、競技場で、一緒に、両手を上げて喜んでいる姿を。
一番最初に調べて、この現実を知った時の落胆ったら・・・ありませんでした。一つの大きな目標を見失ってしまったのですから。けれどもそこで諦めない、往生際の悪い私もいまして(笑)。そこで、今回ご本人に直接うるおい美漢茶をお渡しし、聞いてみました。
が、やはり、上記レポートの通り、漢方茶どころか、火鍋(薬膳鍋)すら食べないようにしているとのこと。
藤光選手は、とても真面目で誠実でいらっしゃるので、私のことも専門家として信じてくださいました。うるおい美漢茶は大丈夫だと。けれども、ここで無理に私もオススメはできませんでした。やっぱり、少しでも気になること不安要素は持って欲しくないです。競技に集中してもらいたい。もし、何かがあった場合に、後悔しても仕切れないから。
気持ちを入れ替え、ぐっとこらえて、他の方法でオリンピック選手を応援してまいります。
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長いレポートを最後までお読みいただき、ありがとうございました。
うるおい漢方の専門家
薬剤師/漢方臨床指導士
大塚まひさ